貞観十年(八六八年)秋、小町は出羽に来た時と同じメンバーで、帰京の途についた。沢山の親戚縁者に惜しまれ、小町たち一行は雄勝の桐木田館を出発した。業平の帰える時と同様、出羽郡司、小野葛絵らに多賀城まで送ってもらい、それから信夫の里、小野の里…
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