貞観十一年(八六九年)正月、在原業平は清々しい新年を迎えた。自分と高子の子供が、天皇になる日を夢想した。その子供、貞明親王は二月になると、藤原良房らの計らいにより、皇太子に立てられた。業平も何故にか、三月、正五位下を授かった。業平は何も知…
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