2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

波濤を越えて『応神天皇の巻』②

■ 百済救援 応神三年(398年)七月、国民の力を結集して、故神功皇太后の立派な陵墓が狭城の盾列に完成した。また、それに合わせるように大和の軽島豊明の宮が完成した。その落成の式典の為、倭国は任那をはじめ、百済、新羅、高句麗、秦、燕、晋といった…

波濤を越えて『応神天皇の巻』①

■ 応神天皇即位と海外派兵 神功六年(396年)二月十七日、誉田皇子は敦賀にて元服の式を終え大和国の磐余の若桜宮に戻った。母親の神功皇太后はじめ、群臣たちは、その元服祝をしようと、宴の準備をして待っていた。誉田皇子と武内宿禰は、まず神功皇太后…